
パナソニック キューブルは、
ドラム式では最小に近いサイズの洗濯機です。
「賃貸でも置ける」
という売りですが、
実際にはどうなのでしょうか?
キューブルを持って引っ越しした筆者の
実体験をお伝えします。
パナソニック キューブルは賃貸で置ける?確認方法は?

サイズの計測
まず、キューブルのサイズを知りましょう。
キューブルのサイズは、PanasonicのHPに掲載されています。
キューブルは、NA-VG2800という洗濯10kgタイプと、
NA-VG780という7kgタイプがありますが、
筆者のモデルは、ちょっと古いNA-VG2600です。(2800、2700の旧型)
大きさは、
ホースの部分を含めた横幅が639
奥行き665
高さ1050
扉を開いた時の大きさ、1217
洗剤ケースを開けた時の高さ1230
となっています。
覚えやすく四捨五入しますと、
幅64、奥行き67、扉を開けた時の奥行き123、高さ123
と覚えましょう。

7kgタイプNA-VG780の方が、奥行きが660と少し小さくなっています。
こちらは、
幅64、奥行き60、扉を開けた時の奥行き116、高さ120
と覚えましょう。

引っ越し先の置き場所計測
引っ越し先に防水パンがある場合、
一般的な60✖️60の防水パンなら
大丈夫です。

防水パンがない場合は、
キューブルの大きさ幅64
よりもプラス10cmと考えると
幅74あればOKです。
奥行きは、扉を開けるスペースを考えると、
1m23cmは必要です。
高さのチェックも必要です。
引っ越し先に作りつけの棚がある場合や
蛇口の高さが問題になる場合がありますので、
チェックしましょう。

蛇口の高さが1m31cm 以下の場合は、
別売の水栓が必要な場合がありますので、
お店に相談しましょう。
水栓の形状が古くてはまらない場合は、
自分で DIYすることもできます。
あるいは、物件オーナーさんに頼んで水栓の交換をしてもらいましょう。
自分でできなければ業者に頼んで交換してもらうこともできます。
搬入経路の計測
次に、搬入経路の計測をしましょう。
・エレベーター
・階段
・玄関
・室内階段(特に曲がり口)
・洗面所の入り口
狭くなっているところを計測しましょう。
最低、61cm が必要です。
65cm くらいあると安心ですね。

どうしても入らない場合は、
窓から入れたり、
2階以上では、クレーンで釣って入れることもできます。
パナソニック キューブル 賃貸でそのまま置けない時の対処は?
底上げをする
では、そのまま置けない時の対処法はあるでしょうか?
防水パンに入らない場合は、
底上げをして防水パンから出してしまうこともできます。
水栓位置を上げる
水栓の位置が低い場合は、
水栓の位置を上に上げる部品もありますので、
自分で取り付けをしましょう。
パナソニック キューブル 築年数がどのくらい新しい物件なら大丈夫なの?

キューブルは、築年数がどのくらいの物件なら大丈夫なのでしょうか?
ドラム式洗濯機が日本で普及し始めたのは、
2000年(平成12年)ごろから普及してきました。
築10年から15年くらいの物件は、問題なく設置できることがほとんどです。
それに対して、築25年から30年の物件は、要注意です。
筆者の場合、
築30年の物件で、入らない建物がありましたので、
キャンセルしました。
その物件は、狭くて扉が開けられない大きさだったため
どうにも対策ができませんでした。
古い物件は、キューブルが入るかどうか、
調査をしてから借りましょう。
まとめ
「賃貸でも置ける」というコンセプトのPanasonicのキューブルは、
2000年以降の物件は、置ける可能性が大きいですが、
ドラム式洗濯機が普及する前の物件は
搬入経路と、置き場所の計測が必要です。
特に築年数15年よりも古い物件が
要注意です。
・防水パンに入らない
・水栓の位置が低い場合
には、うまく対策をして乗り切りましょう。
・柱に出っ張りがある
・上に作りつけの棚があって入らない
という物理的な理由はどうにもならないので
その物件は諦めましょう。
入居してから、引っ越しの時に困らないように
事前に調べておきましょう。