眉毛アートメイクはMRI検査ができないという話を聞いたけど
本当なのでしょうか?
結論は、
「できます」
ただし、
検査を受ける際には注意点があります。
元医療従事者の筆者がお伝えします。
眉毛アートメイクはなぜMRI検査で注意が必要なのか?

眉毛アートメイクは、MRI検査のときに
あなたの体に危険をおよぼす可能性があります。
それは、
アートメイクした部分が低温やけどを起こす可能性がある
ということです。
発熱の危険
MRI検査とは
病院で受ける精密検査のひとつです。
検査の内容は、さまざま。
例えば、頭痛などの場合は頭を撮影します。
また、首、腰、肩、膝などが痛いときや
お腹が痛いときなどにも
検査をすることがあります。
あなたがどこかが痛くなり、病院にかかり、いざMRI検査をしてもらう場合、
アートメイクをしていると、
病院によっては検査を断られることがあるのです。
理由は、熱が発生して低温やけどを起こす可能性があるから
です。
やけどを起こす理由は、少し難しいのですが、
MRI装置の原理的なものによるものです。
MRI装置は、人体の中を写すために
弱い電磁波を使います。
大きな電子レンジの中に入る、
と思ってください。
電子レンジの中の人体は、
じんわりと温まるのですが、
アートメイクに使われている「酸化鉄」の成分は、
人体より磁石になりやすいため(強磁性体と言います)
熱を発生してしまいます。
症状は、「ちりちりする」
「ヒリヒリする」
と訴える患者さんが多いです。
また、アートメイクをしていると、
撮影した画像に本来の人体とは違う影が写ってしまうことがあり、
そのため、病気を見つけにくくなることもあります。
ただ、
眉毛アートメイクに使われている酸化鉄は、
入れ墨に比べると弱いものですし、
2年程度たつと消えてしまいます。
そのため、
発熱はほとんどなく、
それほどMRI検査には影響がないと言われています。
ですので、
眉毛アートメイクを入れていても
検査はできます。
眉毛アートメイク後MRIの注意点2つ
検査はできるのですが、
やはり普通の患者さんとは違います。
注意点を2つ上げます。
担当技師に申し出る
MRI検査を受ける前には問診票を記入します。
そこに、体内金属のありなしを書く欄があるので
必ず記入してください。
また、検査室に入る前に
担当の技師さんに
眉毛アートメイクをしていることを
必ず伝えてください。
検査する上で、気を付けて見てもらえます。
検査中は緊急ブザーを持つ
検査中は、緊急用のブザーを持ちます。
もし、万が一、
ヒリヒリしたり、痒い、痛いなど
少しでも変わったことがあれば、
ブザーを鳴らして担当技師さんに知らせてください。
いざとなったら、声を出して暴れる。
万が一、ブザーを忘れた場合には、
大声を出して足や手をバタバタして
体を思いっきり動かしてください。
大声を出しても、検査自体の音がうるさいので
気がついてもらえない場合もありますが、
体を動かせば、画像が撮れないので
絶対に気がついてもらえます。
まとめ

眉毛アートメイクをした場合、
MRI検査はできます。
病院によっては断られるところもあるかもしれません。
検査を受ける際にも低温やけどをするリスクがあります。
ただし、
やけどの事例はそれほど多くありません。
あまり怖がらなくても大丈夫ですが、
MRI検査を受ける時には
アートメイクを申告することを
心に留めておいてくださいね。
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